昨年9月に「にっぽん空港紀行」で取り上げた下地島空港に旅客ターミナル新設
の計画が持ち上がった。不動産大手の三菱地所が発表した事業計画では
「空港から、リゾート、はじまる」をキーコンセプトとして2万7000平方メートルの
敷地にターミナルを建設し2018年5月の開業を目指す。9月既報の通り同空港は
2013年まで民間航空のジェット機訓練空港として使用されていたが現在は定期便は
おろか発着する航空機自体ほとんどどない状態が続いている。三菱地所の目論見としては
今後増加が予想されるアジア諸国からの観光客を対象としたLCCの就航や、プライベート
ジェットの寄港を誘致したい考え。現在国内各地の空港で推進されている民間運営
の一形態と言えるだろう。下地島と繋がる伊良部島が昨年1月に伊良部大橋で宮古島
と結ばれたことも計画の後押しとなったようだ。